指圧は、垂直で持続的な圧と、運動操作により、全身に施術を行います。
日本独特の技法で、手の指や掌で体表に「圧」を加える技法です。
指圧の創始者といわれる浪越 徳次郎先生の言葉には「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く」という言葉があります。指圧により、患者様ご自身がもつ活力を引き出せたら、と思いながら施術させていただいています。
指圧では筋肉の疲労を除去し、筋肉を正常化し、体の均衡を保つことを目的に手指によって圧の操作を変化させます。種々の圧法、圧加減等、また、加圧の速度も体の状態に応じ、ゆっくりと、時にはリズミカルに操作し、中枢から末梢へと行う特徴があります。
私は指圧はピアノの演奏に似ていると感じています。時には強く、時にはやさしく、圧をかえ、リズムをかえる。ピアノの演奏で、同じ曲でも奏でる人によって、音がかわるように、指圧の施術も、施術する人によってかわります。指圧を受ける人にあわせて、全身を使いながら施術をしております。