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進化するリハビリ(ロボットスーツでのリハビリ)

辻堂には、サイバーダインのロボットスーツでリハビリができる、湘南ロボケアセンターがあります。

神経筋疾患や、脳梗塞など、歩行が難しい人が、足にロボットスーツを装着して歩行トレーニングをすることができます。

転ばないように、ハーネスを足に通して、おしりを支えて、足にかかる荷重が軽減されます。免荷装置により、足の負担を軽減しながら歩行トレーニングができます。

あらかじめ足に、心電図をとるときに使うような電極のシールを貼り付けて、ロボットスーツとコードでつなぎます。足を動かそうとすると、微弱な電流が皮膚表面に伝わるのですが、ロボットスーツがこれを検知して、歩くことをアシストします。車椅子ユーザーであっても、ロボットスーツのアシストにより、疲れることなく歩ける仕組みなのです。

湘南ロボケアセンターは自費となりますが、2020年11月時点では神経筋疾患8種類の場合に病院で健康保険を使ったリハビリができます。筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脊髄(せきずい)性筋萎縮症、球脊髄性筋萎縮症、シャルコー・マリー・トゥース病、封入体筋炎、遠位型ミオパチー、筋ジストロフィー、先天性ミオパチーの8疾患が対象です。

なお、ロボットスーツを使うには、関節の著しい変形がないことや、身長、体重といった条件があります。

こうしたリハビリを鍼灸マッサージと併用して、身体機能の維持ができる時代がきました。(健康保険を使うには一定の条件がありますが)リハビリは日々進化しています。